【段ボール原紙】
一貫系メーカーがシェア伸ばし、専業系と明暗
転抄ラッシュで国内飽和感、海外輸出に活路

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 日本の紙・板紙市場で、成長品種となってきたのが段ボール原紙(以下、段原紙)だ。食品や通販などの需要拡大が追い風となり、コロナ禍でも底堅い需要をみせた。過去5年間における段原紙の生産動向をみると、一貫系メーカーが生産を伸ばし専業系との明暗を分けている。3社3台による転抄マシンによって、既に国内市場も飽和状態。段原紙の輸出に活路を見出すも、不透明な海外需要に依存するリスクも高まっている。  2...

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