製紙メーカーの記事一覧

2024年7月15日 企業動向 海外動向 » 1582号

【世界の製紙メーカー】
スマーフィット・ウエストロック誕生
生産能力2400万t、売上5.6兆円

　7月5日、以前から合併に向けて協議していたスマーフィット・カッパ（アイルランド）とウエストロック（米国）が正式に統合した。同時にニューヨーク及びロンドン証券取引所への上場も発表された。新会社名はスマーフィット・ウエスト […]

2024年7月8日 古紙価格・製品市況 »  1581号

【家庭紙】
再生ロール、初の300円台（税抜価格）
上物古紙の価格も段階的に上昇傾向

　家庭紙製品の価格が、コロナ禍前の2019年に比べて、20～25％上昇している。東京紙商家庭紙同業会（東家同）の調査によると、5月のトイレットペーパーの再生紙の価格は328～361円、大手物のパルプ品のファーストブランド […]

2024年6月17日 企業動向 古紙ジャーナル記事 »  1578号

【北越コーポレーション】
もの言う株主が揺さぶり
社長再任反対、約4割に

　北越コーポが今月27日に開く株主総会の行方が注目されている。もの言う株主として知られる香港系ヘッジファンド、オアシス・マネジメントが岸本晢夫社長の解任を含めた複数議案を株主提案しているためだ。 　オアシスは、北越コーポ […]

2024年6月17日 企業動向 関連業界 » 1578号

【王子HD】
新バイオ素材PEF普及に出資
【レンゴー】
SAF原料ベンチャーを子会社化

　紙・板紙の国内需要が鈍い中で、製紙メーカーが新たな事業領域に繋がるバイオベンチャー企業への出資や子会社化を進めている。共通するのは、木質資源を活用する先端技術を用いてバイオ原燃料を製造・供給することで、気候変動対策等の […]

2024年6月3日 企業動向 市場データ » 1576号

【製紙大手4社決算】
各社とも海外事業が苦戦
レンゴーは来期1兆円予想

　製紙大手4社の24年3月期の決算が出揃ったので順に解説したい。 　 　▼王子HD　 　 　王子HDの24年3月期の売上高は1兆6963万円で、対前年比0.6％減。営業利益は726億円で同14.4％減、経常利益は860億 […]

2024年5月27日 インタビュー »  1575号

【KOA】島田貴弘代表（セミナー講演録より）
各地由来の古紙、月間約3万トン使いこなす
低環境負荷工場を実現、バイオマスや水素も検討

　今年2月末、古紙再生促進センターが主催するセミナーで、ベトナムの製紙メーカーKOAの代表を務める島田貴弘氏が講師を務めた。同社は丸紅100％出資の段原紙メーカーで、環境負荷の低い先進的な工場を運営している。原料として日 […]

2024年5月20日 企業動向 » 1574号

【印刷情報用紙】
王子が7月から5％以上値上げ
シェアは日本製紙との差縮まる

　王子製紙が5月10日、印刷情報用紙を価格改定すると発表した。対象は印刷情報用紙全般で、現行価格の5％以上の値上げ。値上げ期日を24年7月1日出荷分からとしている。 　値上げの理由としては、①原燃料価格の高止り、②物流コ […]

2024年4月22日 企業動向 市場データ »  1571号

【段ボール古紙】
段ボール減産下、輸出高騰で需給逼迫
国内メーカーが価格対応、物流費改定も

　国内製紙メーカーが段ボール古紙の調達価格の調整に動いている。背景にあるのは、段ボール古紙の逼迫感と輸出価格の急騰である。国内の段原紙の生産や払出しは本格回復しておらず、依然低調なまま。減産基調が続く中で、古紙操短に瀕す […]

2024年4月15日 市場データ »  1570号

【製紙メーカー別古紙消費量】
23年の古紙消費、段ボール50万t減
王子・苫小牧は9.2万t減（33％減）

　23年の古紙消費量は1492万トンで、対前年比6.5％減となった。2000年以降では、リーマンショック後の09年の対前年比減少率（11.6％減）に次ぐ減少率となった。 　品種別の減少量は、段ボールが前年から50万トン減 […]

2024年4月8日 企業動向 市場データ 海外動向 »  1569号

【米IP（インターナショナルペーパー）】
DSスミス買収提案
欧米の包装事業再編で、モンディと応酬

　世界の最大手製紙メーカーの米インターナショナルペーパー（以下、IP）は3月27日、英国の段ボールメーカーであるDSスミスの発行する全株式を取得する提案を行った。発表時の買収額は70億ポンド（＝約1兆3330億円）と、D […]

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