製紙メーカーの記事一覧

2025年11月24日 企業動向 市場データ » 1649号

【製紙 中間決算】
パルプ市況下落で王子が大幅減益
各社で濃淡、設備停機も相次ぐ

　王子HDの中間決算は減収減益となった。売上は9150億円で対前年同期比0.9％減、営業利益が167億円で55％減、経常利益が78％減と大幅な減益となった。大きく響いたのが、パルプ市況の下落だ。パルプ事業を含む資源環境ビ […]

2025年11月10日 企業動向 » 1647号

【日本製紙・八代工場】
N2が10月末に停機
家庭紙マシンを新設へ

　日本製紙の八代工場における新聞用紙マシン、N2抄紙機が10月末をもって停機した。当初は6月末に停機予定だったが、丸住製紙が3月末で新聞用紙事業から撤退したことを受け、時期が後ろ倒しとなっていた。 　新聞用紙の生産は、過 […]

2025年11月10日 企業動向 »  1647号

【カミ商事】
丸住製紙から家庭紙設備等を譲受
抄紙機・加工機の再稼働予定なく

　カミ商事（愛媛県四国中央市）は、民事再生手続中の丸住製紙から家庭紙の生産設備および関連資産を譲受したと発表した。丸住製紙は再生計画（案）の中で家庭紙部門について事業承継に向けて協議中としていたが、このほど協議がまとまり […]

2025年10月13日 企業動向 »  1643号

【コアレックス道栄】
北海道唯一の再生家庭紙専門メーカーを見学
道内排出の牛乳パックや上物古紙の受け皿に

　北海道内で唯一の再生家庭紙メーカーであるコアレックス道栄㈱（北海道虻田郡倶知安町字比羅夫283、小林昌志代表取締役社長）の本社工場を訪問した。同工場は以前から、北海道内で回収した紙パックの受け皿となっており、近年は「未 […]

2025年10月13日 企業動向 海外動向 »  1643号

【玖龍紙業（ナインドラゴン）】
世界初の生産量2千万㌧台
売上・利益とも大幅上昇

　中国最大手の製紙メーカーである玖龍紙業（ナインドラゴン）の2025年6月期の決算総括とアニュアルレポートが発表されたので紹介したい。 　2024年の玖龍紙業の生産量は対前年比9.6％増の2150万トンとなり、発表されて […]

2025年9月29日 海外動向 »  1641号

【ベトナム】
古紙回収率は30％台で7割を輸入に頼る
バクニン地区の中小製紙工場は全て閉鎖

　今回はベトナム特集。22年に訪問して以来訪れていないが、中国の古紙禁輸以降は日本から古紙の最多輸出国ということもあり、ベトナムの需給状況は関係者も注目するところである。特に近年は古紙回収量の頭打ち、中小製紙メーカーが林 […]

2025年9月15日 企業動向 »  1639号

【王子ネピア】
2工場閉鎖、MPM含めた3工場体制に
苫小牧で古紙ものロール生産も終了へ

　王子ネピアは、生産拠点の2工場を閉鎖すると発表した。江戸川工場（東京都江戸川区）を2025年8月に閉鎖し、苫小牧工場（北海道苫小牧市）を2026年3月に閉鎖する予定だ。閉鎖後は、名古屋工場（愛知県春日井市）と徳島工場（ […]

2025年9月15日 古紙価格・製品市況 »  1639号

【国内古紙市況】
段ボール横ばい、雑誌は復調傾向
注目される段原紙の値上げ交渉

　国内古紙市況の実勢価格を調査した。9月の国内メーカー向けの中心値は、関東地区で新聞が32～34円、段ボールが19～21円、雑誌が17～20円となっている。品種によって、他地区のほうが安いものがあり、九州地区では段ボール […]

2025年8月4日 企業動向 古紙ジャーナル記事 古紙価格・製品市況 市場データ »  1634号

【原料・燃料 価格比較】
17年比で段原紙価格は40％の値上げ浸透
主原料の段ボール古紙価格はわずか4％高

　各製紙メーカーは25年10月から段原紙価格の値上げを発表した。各社とも原燃料価格の高騰を値上げ理由に挙げている。だが製品値上げの発表とほぼ同時期に、古紙購入価格の下げを通知したことが、物議を醸している。製品価格と原燃料 […]

2025年7月14日 企業動向 »  1631号

【段原紙値上げ】
各社が10月から引き上げへ
試される王子の交渉力

　大手一貫メーカーが段ボール原紙の値上げに踏み切った。まず王子マテリアが6月20日に口火を切った。価格改定は10月1日出荷分から。値上げ幅は10％以上とした。理由に挙げたのが①原燃料価格の高止まり、②諸資材の上昇、③薬品 […]

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