
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャーリーガーの度肝を抜いた。日本人がメジャーリーグで本塁打王を取るということは、夢のまた夢の世界であったが、更に超人的な二刀流までやってしまい、「大谷は本当に人間か!?」と言われるのも納得の活躍ぶりである。また大谷に負けじと、シーズンを通してエースとしての活躍をした山本投手、ようやく実力を発揮した佐々木投手の活躍も見事である。ドジャース以外の日本人選手の活躍にも期待したい。
そしてもう一つ大きな驚きは、サッカー日本代表が初めてブラジルを破ったことだ。親善試合ではあるが、これまではほとんど「本気のブラジル」を見せないまま敗戦を重ねてきた。A代表ではないが、一度だけ五輪で勝ったことがある。アトランタ五輪での「マイアミの奇跡」である。この試合は打たれたシュートが28本、日本はわずか3本。当時の守護神である川口の奇跡的なセーブとブラジルの守備陣の自滅で勝利した。
以前はこのように耐えに耐えて、ワンチャンスをものにするしかブラジルに勝つ方法はなかった。ところが、日本サッカーは確実に成長していることを内容でも証明した。日本代表はテクニックでもフィジカル(身体能力)でも全くブラジルに引けを取らず、むしろ運動量や守備意識、ポジショニングは日本の方が優れていた。また近年はよく注目されるデュエル(1対1局面での戦い)でも互角以上だった。ほぼ全員が海外組ということで、気持ちの面でタフさが身に付いたことも大きい。26年6月から始まる米国・カナダ・メキシコで共同開催されるサッカーワールドカップが、今から楽しみである。
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