▼阪神大震災の時に排出された災害ごみは約2,000万トンで、兵庫県のごみ量の9年分に該当したという。地震発生時から3週間ほどは、職員の確保ができず、交通渋滞の影響もあって通常の半分ほどしかごみ収集が行われなかった。そのため空き地やグラウンドに仮置場を作り、夜間収集を実施することでごみが溢れ出しそうな状況を打開した。最も被害が多かった神戸市は、58市町(21都道府県)から1日最大240台、延べ1万人以上のごみ収集の応援を受けた。
▼今回の東日本大震災では、被災した地域や家屋数から考慮すると、阪神大震災の2~3倍ほどの災害廃棄物が排出されるだろう。宮城県だけで1,500~1,800万トンほどと見込まれており、同県の一般廃棄物量の23年分に相当する。この災害廃棄物の試算には車や土砂は含まれておらず、さらに量は増える見込み。
▼東日本大震災の災害廃棄物は大きく3つのカテゴリーに分かれる。地震廃棄物(通称・山ごみ)、津波廃棄物(通称・海ごみ)、避難ごみで、今回の震災では津波廃棄物の発生量がかなり多い。津波廃棄物は、塩水を被った家具、家電、家屋、大型ごみ、ヘドロ、水産物、車、船、タンク、電柱、コンテナ、コンクリートがら、草木類等が含まれる。
2022年06月27日 コラム「虎視」 共和紙料の中村市太郎会長が今年4月18日に急逝した。本紙の創業者と同じ昭和21年生まれで、昨秋お会いした時はと[...]
2022年06月20日 コラム「虎視」 大和紙料・矢倉義弘顧問は、昨年11月に旭日双光章を受賞。今年5月の全原連・総会が大阪で開催されたが、その出席者[...]
2022年06月13日 コラム「虎視」 ロシアという大国は、世界史に出てくるまでに時間がかかった。その理由は、ロシア平原を通過する遊牧民の存在だった。[...]
2022年06月13日 ちょっとブレイク 韓国で最も好きなスポーツ選手の第1位に5年連続で選ばれているのが、イングランド・プレミアリーグのトッテナムで活[...]