1473号で東京23区の集団回収における回収業者の助成金額を調査した。回収業者への助成金を拠出している区は、5年前はわずか3区だったが、22年4月時点では21区に急増している。各区の助成金の平均はキロ2.8円で、それぞれ各区によって計算式が異なり、計算式も掲載した。
▼業者助成金を拠出している21区のうち、17区で日経新聞の古紙仕入価格を指標にしていた。他の4区は、他紙との混合、問屋へのヒアリング等だったが、本紙を指標にしている区はゼロ。その理由を区や業者に尋ねてみると、「全国紙で古紙価格を掲載しているのは日経新聞だけ」という意見が多かったが、中には「古紙ジャーナルの仕入価格は他紙より高い」という回答もあった。日経の段ボールの平均価格は6円だが、本紙は9円(全て関東)。新聞は日経が6円だが本紙は8.5円。雑誌は日経は2.5円だが本紙は4円。確かに全体的に1.5円~3円、本紙の方が高い。
▼しかし行政の随契による売払単価では、本紙を指標にしているケースは少なくない。売払い単価としては高い方が手取りは増える。この辺りをうまく使い分けている感もあるが、それだけ切羽詰まっているとも言える。近々回収業者の窮状も紙面で伝えたい。
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]