▼古紙の月別輸出推移をみてみると、20万トンを超えたのは2002年は5、6月の2回。昨年は1度も20万トンを超えた月がなかった。今年は3月から20万トン台に乗るようになり、8月で6ヵ月連続となった。1-8月累計の輸出量も前年比47%増の185万トンになり、月平均輸出量は23万トンである。
▼仮に残る4ヵ月、月23万トンの輸出が行われると、年間輸出量は277万トンに達する。300万トンの輸出に近づくのは2010年頃と予想されていたので、5年くらい前倒しで300万トンの輸出が実現されるかもしれない。品種別にみると、8月の段ボール輸出は過去最高となった。わずかに10万トンにとどかなかったが、02年5月の9万7千トンを上回った。
▼昨年の世界の主要国の古紙需給が発表された。次号で詳細を報道するが、アジアの主要な古紙輸入国はというと、中国の938万トンに次ぐのがインドの310万トンであった。近年、インドはインドネシアを抜いて古紙の輸入大国に成長してきたが、日本の関係者にはインドの紙・板紙生産状況がほとんど知られていない。古紙輸出でも今年インド向けの輸出量は1-8月累計で、わずか346トンであった。その関心の薄さが分かる?
2024年07月15日
コラム「虎視」
RKBオンラインによると、衆院議員の全465人のうち102人が「父母や祖父母、または三親等内の親族に国会議員が[...]
2024年07月08日
コラム「虎視」
いつの時代でも人の気持ちを動かすのは熱量だ。それは仕事でもプライベートでも同じで、良い商品を作りたい、良いサー[...]
2024年07月01日
コラム「虎視」
6月中旬にカンボジアを訪問した。東南アジアの様々な国を訪問してきたが、カンボジアは今回が初めて。カンボジアでホ[...]
2024年06月24日
コラム「虎視」
円安にも関わらず、輸入紙の影響を最も受けているのが家庭紙だ。海外メーカーは日本市場を戦略的な販路と位置づける。[...]