
▼自治体のHPを見ていると、外国人居住者のために資源やごみの分別方法を多言語で載せていることがある。英語や中国語、韓国語にとどまらず、中にはロシア語やポルトガル語で解説しているケースがある。日本特有の細かな選別方法は外国人の目にどう映るのか?一方、古紙問屋による自社のHPは一般的となったが、英語や中国語で併記されることは稀だ。
▼古紙を英語で言うと「Recovered Paper(リカバード・ペーパー)」。再生される紙とのニュアンスだ。全原連は英語の表記名にこれを使っているし、古紙再生促進センターの発行物でもほぼ定着している。「Recycled Paper」は製品の再生紙と紛らわしいのか、あまり用いられない。米国では「Fiber」として繊維原料というような捉え方をすることもある。
▼ところが、インドやベトナムなど新興国では、「Waste Paper(ウェイスト・ペーパー)」との表記を見かける。これはどちらかというと「紙ごみ」のニュアンスが強い。言葉は人々の意識を映し出す。不要なものと見なされ、価値が共有されていないためか。再生資源としての地位を確立するにつれ、「Recovered Paper」へ昇格するとみたい。
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]
2025年11月24日
コラム「虎視」
家庭ごみ有料化の話題を大々的に本紙で取り上げていたのは、08年~09年頃である。この頃は、政令市でも実施する自[...]
2025年11月17日
コラム「虎視」
25年9月8日、都市対抗野球で王子が三菱自動車岡崎を決勝で下し、04年以来、21年ぶりの優勝を飾った。決勝の舞[...]