今後、原料不足が一層切実になりそうなのが、白板紙向けの古紙である。生産量が年間10万トン以上ある工場が王子マテリアの江戸川・祖父江・富士、日本製紙の富士、レンゴーの利根川、北越コーポの市川だ。この6工場で①雑誌、②模造・色上、③新聞を年間85万トン消費する。それぞれ月間4万8千トン、1万3千トン、9千トンである。白板紙は複層抄きで中層に厚みと強度をもたせるため、新聞や雑誌を多用してきた。
▼将来にわたり、これら古紙が減っていくため、各社とも代替古紙の利用を検討し始めている。例えば段ボール古紙や新段。これまで機密書類が入る箱として混じったとしても数%程度であった。また学乳やMIX古紙など、異物リスクの高いものにも手を出さざるを得なくなっている。輸入古紙の使用可能性を含め、当面、試行錯誤が続きそうだ。
▼代替といっても、元々段ボール原紙や家庭紙向けに使用されてきたグレード。この結果、共食い現象ともいうべく、メーカー間や製品間での競合も起きている。同じグレードの古紙でも用途によって、国内価格差が生じるわけだ。製品価格を比べると、白板紙が最も高く、付加価値が付きやすい。原料コストに対しても価格弾力性があり、その購買力は大きいといえるだろう。
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