
今年、CO2排出量をどれほど減らしたのか、対外的に示せる古紙問屋があるだろうか?パリ協定の合意のもと、経済活動で排出ゼロを目指すことはサプライチェーンの中に組み込まれた中小企業にも及ぶ。今回の製紙メーカーによる紙・板紙の価格修正は従来と決定的に異なり、脱炭素対応を折り込んだものだった。古紙の価格交渉でもCO2の削減努力が問われる時代となってきたのではないか。
▼トヨタ自動車は主要1次取引先に対し、21年のCO2排出量を前年比より3%減らすことを求めている。今後は2次、3次の取引先まで広がる可能性もあるという。つまり非上場や中小企業であっても削減目標が課され、取引先から外されることもありうるわけだ。既に飲料メーカーでも段ボールのパッケージにCO2排出削減を課しており、いずれはその原料である古紙にも波及するとみられる。
▼廃棄物事業者で脱炭素の取組みで一歩抜きん出るのが、加山興業(愛知県)やリマテック(大阪府)。ともにSBTイニシアティブの認証を受けており、これに基づく削減策を強化している。前者は産廃やRPFの事業を手掛け、後者は廃油事業を展開。取引先からの期待も高いそうだ。脱炭素は賛同の連鎖であり、価格の連鎖にもなっていく。
2026年04月13日
コラム「虎視」
静脈産業に特化したM&Aやコンサルタントを手掛けるベイニングは、森・濱田松本法律事務所と共著で「循環型社会実現[...]
2026年04月06日
コラム「虎視」
私は1973年(昭和48年)生まれで、いわゆる団塊ジュニア世代。73年と言えば、日本中がオイルショックでパニッ[...]
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]