▼去る10月1日、「古紙問屋の企業力を高める経営戦略」と題したセミナーを東京で開催した。初の試みだったが、蓋を開けてみると計77名から参加申込みがあり、講師やその関係者を含めて100名近い方に参加頂いた。今回のセミナーは、古紙の市況や海外事情をテーマにしたものではなく、問屋の経営環境も厳しさを増すなか、古紙問屋の企業力をいかに高めていくかに焦点をおいた。
▼基調講演に㈱ワイキューブの代表取締役社長である安田氏を迎え、事例紹介では武松商事㈱の篠田広報企画室長、北海紙管㈱の小西常務取締役、名古路紙業㈱の名古路社長に登壇してもらった。予想を超えた参加者数と、当日の反応をみても、危機感と意識の高さがうかがえた。セミナーでは、ブランディング・新卒採用・後継者(人材)育成・社内コミュニケーション強化の4つの切り口で、問屋の企業力の向上に迫った。
▼参加者は古紙問屋の他にも、製紙メーカーや商社など多岐に渡り、参加者間の親交の場にもなったようだ。記事では伝えきれない、魅力的な経営者・担当者の話を聞ける機会を提供したり、関係各社の交流の場を設けることも業界専門紙の重要な役割であろう。ビギナーズ・ラックに甘んじず、次回を企画してみたい。
2021年01月25日 コラム「虎視」 かつて静岡県袋井市にあった鉄スクラップと古紙を扱う問屋が面白い取組みをしていた。約230トンのCO2排出権を購[...]
2021年01月04日 ちょっとブレイク 昨年はコロナ禍の影響により、3月からほぼ世界中のサッカーリーグが中断となった。欧州の5大リーグでも同様の措置が[...]
2020年12月21日 コラム「虎視」 深刻なコンテナ不足が続いている。海上運賃は2〜4倍まで値上がりし、古紙の輸出価格はドル立てのオファー価格が上昇[...]
2020年12月14日 コラム「虎視」 東南アジアでは、繊維が長く歩留まりが良い米国古紙がファーストチョイスで、次いで品質は低いが価格の安い欧州古紙。[...]