2020年12月21日 オピニオン » 1407号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

 深刻なコンテナ不足が続いている。海上運賃は2〜4倍まで値上がりし、古紙の輸出価格はドル立てのオファー価格が上昇しているにも関わらず、問屋の手取りは下落。船会社の便乗値上げともとれる姿勢に、商社からは恨み節も聞こえる。影響は、来年2月半ば〜春頃まで続くようだ。

 ▼奥の手として出てきたのが、リファーコンテナーやバルク船を使った輸出。リーファーコンテナとは冷凍機能の付いたコンテナのこと。ベトナムから冷凍食品の帰り便として利用し、海上運賃も暴騰後の一般コンテナ価格より安い。ただし、冷凍機能があるため、丁寧な積み出しが求められるのが難点。仮に破損してしまった場合の修理は高額になってしまうそうだ。

 ▼バルク船とは、ばら積みの船を使った輸送形態のこと。鉄スクラップはバルク船での輸出も残り、2000年代前半頃は古紙でも用いられていた。しかし現状、バルク船で古紙を運ぶには、荷役のコストやワイヤーやシートといった輸送時の装備が高くつく。諸経費含めて、キロ5円を上回るとあまりメリットはないようだ。来年、コンテナの需給が正常化するタイミングで、再び古紙の格安フレートが戻れば、一時的に輸出価格も跳ね上がる?との観測も出ている。

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