2019年10月21日 オピニオン » 1349号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

 今年も古紙ジャーナルによる海外視察ツアーを開催する。今回は韓国の製紙メーカー・古紙ヤードを訪問予定。古紙輸出市況と共に日韓関係も冷え込む中、今後の脱中国のビジネスパートナーとして、また隣国のパートナーとして、今後の改善が期待される。

 ▼2012年にも今回と同様、韓国系商社である日本マテリオとの共催で、韓国視察ツアーを開催した。その時は、家庭紙メーカー・段原紙メーカー・古紙ヤード・古着工場を訪問。韓国の製紙・古紙・古着業界の現場を視察して現場を見ることで、学ぶべきものが多かった。また韓国の家庭紙メーカーでは、今号で特集した紙パックを以前から使用しており、世界中から輸入された紙パックを見ることが出来たことは、非常に有意義だった。

 ▼以前から韓国の製紙・古紙需給は、独自の特徴を持つ。原料である古紙を輸入して製品を輸出する加工貿易型で、製品輸出の比率が高いことが特徴。2010年頃までは、新聞用紙の輸出が盛んだった。原料となる新聞古紙を米国と日本から輸入し、新聞用紙需要が旺盛な中国やインド、東南アジアに輸出していた。しかし各国が自前で生産を高めたことや、新聞需要の減退により、韓国の製紙メーカーは変革期を迎えている。

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