
過日、NPOが主催する「家庭用衛生紙に関する懇談会」を傍聴に行った。何せ歯に衣着せぬご婦人方である。男性社会特有の忖度はない。「店舗の目立つ棚に再生紙の製品がない!」、「(古紙ものは)硬いので、肌に優しいものを使いたい!」、「本当に再生紙なの?」といった具合で、同席したメーカーをたじろがせつつ、消費者の率直な声を聴かせてもらった。
▼トイレットの市場における再生紙品とパルプ品の構成品は65:36。最近では価格差が縮まり、輸入品も増えたことでパルプ品に押されている。パルプ品の新マシン増設が相次ぐことからも、今後も劣勢が予想されよう。あるアンケート調査によると、衛生用紙の7割は女性が買っていく。いかに女性から支持を得られるかが、売れ行きの生命線となっているのだ。
▼再生紙メーカーのトイレットロールは、8割強が流通企業のブランド名で売る委託品。自社ブランドで売る比率が小さく、硬いといったイメージを拭うCMも打ちづらい。「直接肌に触れるわりに、売り場で触れないものを買うのは勇気がいる」と切実な感想もあった。販売面でまだまだ工夫する余地はあろう。古紙を集めて終わりでなく、再生品を使うまでがリサイクルという機運を高めたい。
2026年03月16日
コラム「虎視」
鉄・非鉄業界の業界動向や価格情報を報道しているのが、業界紙の日刊市況通信である。実は以前、印刷している印刷屋が[...]
2026年03月09日
コラム「虎視」
昨年から今年にかけて、パック連の主催による紙パック回収システム強化検討会が3回にわたって行われた。これまでの紙[...]
2026年03月02日
コラム「虎視」
2015年7月に発刊された「コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業」は、同年の青少年読書感想文全国コンクールの[...]
2026年02月23日
コラム「虎視」
これまで20年にわたって各国貿易統計のデータを取得していたのが、ジェトロ(日本貿易振興機構)のビジネスライブラ[...]