【段ボール原紙】
転抄マシンの能力増が原紙輸出トレンド導く
値上げが概ね浸透、燃料高で収益圧迫が決め手に

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 段原紙の生産量は1000万トン台に乗せたが、その1割が海外に輸出されている。①国内のマシン転抄による生産能力増、②中国の古紙輸入禁止による代替需要、③為替要因で手取り増等が背景にある。だが輸出はあくまで調整弁であり、国内製紙メーカーの主戦場は国内販売にある。2月からキロ10円の値上げを打ち出していたが、燃料コスト急騰による収益圧迫を背景に一挙に交渉が進展し、新価格が浸透してきた。  段原紙...

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