
▼二面以降に掲載の王子エコマテリアルの田口社長のインタビューで、古紙の実勢価格についてあれこれ聞いた。ここ数年、建値は横ばいで、プレミアム(上乗せ)価格を上下させる購入方式が定着。だが実勢価格は不透明で、どのような指標をもって価格を決めているのか疑問だったからだ。「建値を動かすことはリスクが大きすぎる」というのが返ってきた見解だ。
▼その時々の情勢に応じて、実勢価格は変動するわけだが、購入価格の決め手となるのは、「王子に対する貢献度」ともいう。深淵な言い回しだが、具体的には「数量面、単価面、困ったとき、会社の体制、質、経営者の姿勢、品質」などを加味するという。現行の古紙価格を左右するのは、製品市況との兼ね合いがもっとも強いようだが、興味深いのは、「会社の体制、質や経営者の姿勢」のような客観視しづらい点も挙げていることだ。
▼確かに古紙の商売は理屈や合理性だけで割り切れないファジー(あいまい)なところがある。田口氏の話は、サラリーマン人生に付きものの辞令の嵐に直面してきた経歴が印象に残る。貢献度の重さというものを痛感しつつ、問屋との胸突き八丁の交渉から、人間くさい商売を体得してきた自負があるのではないか。
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