▼浙江省富陽市で毎日(365日休みなし)開かれている古紙の朝市は相変わらずの活況だった。この市場、正式には富陽市江南廃紙交易市場というが、この朝市を見学する日本の関係者が随分と増えた。本紙もこれまでに何度か紹介してきたが、耳学問。現場を訪問したのは今回が初めて。
▼日の出前に到着したが、すでにトラック(10トン車が多いが4トン車も少なくない)が前夜から待機しており、明け方になって入ってくる車のクラクションと人いきれが市場に充満。毎日、400台のトラックが中国各地(当然、浙江省ナンバーが多かった)からやってきて、トラックごとに商談する。成立すると近くの製紙工場に納入されるわけだが、ここでは値決めだけで、計量は製紙工場で行われる。売れ残りはなしとか。
▼売買される古紙は圧倒的に段ボールが多く、新聞、台紙(地券とも呼ばれ、コートボールなどの裁落)紙管古紙、上物古紙なども。ほとんどバラ積みでトラックに満載された荷姿は過積載そのもの。プレスされた段ボールや台紙も目に付き、プレス品が徐々に出回ってきている様子。段ボールの値段を聞くとキロ1.1元から1.4元とのこと。現在、為替相場が1元15円くらいなので、下値16円50銭、上値21円。
2024年07月15日
コラム「虎視」
RKBオンラインによると、衆院議員の全465人のうち102人が「父母や祖父母、または三親等内の親族に国会議員が[...]
2024年07月08日
コラム「虎視」
いつの時代でも人の気持ちを動かすのは熱量だ。それは仕事でもプライベートでも同じで、良い商品を作りたい、良いサー[...]
2024年07月01日
コラム「虎視」
6月中旬にカンボジアを訪問した。東南アジアの様々な国を訪問してきたが、カンボジアは今回が初めて。カンボジアでホ[...]
2024年06月24日
コラム「虎視」
円安にも関わらず、輸入紙の影響を最も受けているのが家庭紙だ。海外メーカーは日本市場を戦略的な販路と位置づける。[...]