▼浙江省富陽市で毎日(365日休みなし)開かれている古紙の朝市は相変わらずの活況だった。この市場、正式には富陽市江南廃紙交易市場というが、この朝市を見学する日本の関係者が随分と増えた。本紙もこれまでに何度か紹介してきたが、耳学問。現場を訪問したのは今回が初めて。
▼日の出前に到着したが、すでにトラック(10トン車が多いが4トン車も少なくない)が前夜から待機しており、明け方になって入ってくる車のクラクションと人いきれが市場に充満。毎日、400台のトラックが中国各地(当然、浙江省ナンバーが多かった)からやってきて、トラックごとに商談する。成立すると近くの製紙工場に納入されるわけだが、ここでは値決めだけで、計量は製紙工場で行われる。売れ残りはなしとか。
▼売買される古紙は圧倒的に段ボールが多く、新聞、台紙(地券とも呼ばれ、コートボールなどの裁落)紙管古紙、上物古紙なども。ほとんどバラ積みでトラックに満載された荷姿は過積載そのもの。プレスされた段ボールや台紙も目に付き、プレス品が徐々に出回ってきている様子。段ボールの値段を聞くとキロ1.1元から1.4元とのこと。現在、為替相場が1元15円くらいなので、下値16円50銭、上値21円。
2025年09月15日
コラム「虎視」
18歳の時に東京に出稼ぎに行き、新橋の居酒屋で約2年間、住み込み社員として働いていたことがあった。そこで一番驚[...]
2025年09月08日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップ2025の調査作業は順調に進んでいる。各社のホームページを参考にしながら、電話による調査を続け[...]
2025年09月01日
コラム「虎視」
5年ぶりに発刊する古紙ヤードマップの調査作業を行っている。5年前の2020年はコロナ禍の時だった。
[...]
2025年07月14日
コラム「虎視」
今号で紹介した熊谷紙業は、90年代から古紙パルプ生産を試行錯誤してきた。本紙268号(97年10月)を改めて読[...]