
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃない!と訴えていても、古紙屋さんがこれではね」。会合が終わった席には、料理のメニュー表、会合の目録や資料、割箸が入っていた紙袋等、様々なリサイクルできる紙類が散乱していた。それらを毎回、丁寧に集め回っていた氏の姿が今でも目に浮かぶ。
▼小六会長は98年から、全国の学校や町内会で出前授業を始めた。そしてこの20年間は毎年100回の出前授業をこなし、全国各地に遠征をしていた。愛称のコロッケ先生で知られ、子供からも大人からも人気を得ていた。「紙はゴミじゃない!という熱い想いを、1人でも多くの人に届けるのが私の使命です」と話していた。
▼これまで様々な方が古紙リサイクルの推進やPRに尽力してきたが、これほどまでに使命感を持って、自主的に数十年活動してきた人は他にいない。少しでも多くの人が環境に興味を持ち、紙はゴミじゃない!を実践していけば、まだ古紙を掘り起こす余地はあるだろう。環境教育の伝道者である小六氏の教え子、小六チルドレンが、今後の古紙業界から多数輩出されることを望んでいる。
2026年02月09日
コラム「虎視」
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率[...]
2026年02月02日
コラム「虎視」
小学館の文芸誌であるGOATが異例の売れ行きをみせている。文芸誌は、新人作家の発掘や単行本化の動線、文壇での評[...]
2026年02月02日
ちょっとブレイク
うちの娘は2010年の生まれだが、この年から新たにα(アルファ)世代と呼ばれるという。10年はiPadやインス[...]
2026年01月26日
コラム「虎視」
ちょうど10年前の2016年4月、私は初めてスウェーデンを訪問した。今回特集したオーワックの本社工場や、スウェ[...]