
▼名古屋市が紙製容器包装の分別収集を始めたのが2000年8月。当初は出していいものと悪いものが分からず、家庭が混乱していると報道されたことも。しかし、半年も経過すると家庭も出し方に慣れ、軌道に乗る。その市が今2月から集団回収で雑がみの回収を始めた。燃えるごみの組成を調べたところ、まだ雑がみが10%も混入していた。
▼市は家庭系ごみだけでなく事業系ごみの減量化にも注力。紙ごみの清掃工場への持ち込みを禁止し、持ち込みの処理費用を倍額アップしてキロ20円にした。この結果、市内のオフィス古紙の回収が飛躍的に進む。家庭系、事業系を問わず、資源化できるごみを徹底的にリサイクルしようというのが市の姿勢でもある。
▼その反対の極にあるのが大阪市だが、これはある人から聴いた話。ホテルのような建物で有名な舞洲の清掃工場に持ち込まれるごみは午前中は黄色いごみが多いが、黄色のごみの正体は段ボール。午後は白いごみが多いが、オフィスの紙ごみが多いため。いずれにしろ事業系紙ごみが大量に混入しているというわけだ。家庭系、事業系にしろ紙ごみが減ると焼却炉の継続稼働が困難に陥るというのが大阪市環境局の立場。従って紙ごみを減らせない、減っては困るのだ。
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]
2025年11月24日
コラム「虎視」
家庭ごみ有料化の話題を大々的に本紙で取り上げていたのは、08年~09年頃である。この頃は、政令市でも実施する自[...]