▼名古屋市が紙製容器包装の分別収集を始めたのが2000年8月。当初は出していいものと悪いものが分からず、家庭が混乱していると報道されたことも。しかし、半年も経過すると家庭も出し方に慣れ、軌道に乗る。その市が今2月から集団回収で雑がみの回収を始めた。燃えるごみの組成を調べたところ、まだ雑がみが10%も混入していた。
▼市は家庭系ごみだけでなく事業系ごみの減量化にも注力。紙ごみの清掃工場への持ち込みを禁止し、持ち込みの処理費用を倍額アップしてキロ20円にした。この結果、市内のオフィス古紙の回収が飛躍的に進む。家庭系、事業系を問わず、資源化できるごみを徹底的にリサイクルしようというのが市の姿勢でもある。
▼その反対の極にあるのが大阪市だが、これはある人から聴いた話。ホテルのような建物で有名な舞洲の清掃工場に持ち込まれるごみは午前中は黄色いごみが多いが、黄色のごみの正体は段ボール。午後は白いごみが多いが、オフィスの紙ごみが多いため。いずれにしろ事業系紙ごみが大量に混入しているというわけだ。家庭系、事業系にしろ紙ごみが減ると焼却炉の継続稼働が困難に陥るというのが大阪市環境局の立場。従って紙ごみを減らせない、減っては困るのだ。
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