円安にも関わらず、輸入紙の影響を最も受けているのが家庭紙だ。海外メーカーは日本市場を戦略的な販路と位置づける。23年の出荷量に対する輸入品のシェアは11%に達し、今年4月のティッシュの輸入量は過去最多を更新した。特にソフトパック入りのティッシュとペーパータオルが伸長。価格競争力のある海外製品の流入は、今春の製品値上げにも影響を与えている。
▼需要が堅調に推移し、一人あたりの消費量が依然として多いのも家庭紙の特徴だ。国内需要は205万トンで、過去10年間で8%増加している。年間16キロ/人の消費量は、他の先進国と比べても突出している。洋紙メーカーはパルプ生産設備を活かし、追加投資や参入にも積極的だ。新規参入としては、中越パルプ工業や北越コーポ(計画は凍結中)がある。
▼コロナ禍後、タオルペーパーの需要は一巡し、業務用は再びジェットタオルに置き換わった。また、グラフィック用紙の需要減少が加速する一方で、家庭紙向け古紙の需給はバランスを保っている。これは洋紙向け古紙の需要減少とグリーン購入法の配合率引き下げの影響だと考えられる。しかし、このペーパーレスの流れが続くと、どこかで古紙の発生がガタ減りする危機が訪れるとの懸念もある。
2025年03月31日
コラム「虎視」
2018年から開始した中国のナショナルソードにより、鉄スクラップも輸入禁止となった。しかしその前から中国は世界[...]
2025年03月31日
ちょっとブレイク
読者から「サッカーのコラムを毎週書いて欲しい」という声を頂いた。さすがに毎週は無理だが、改めてサッカーファンが[...]
2025年03月24日
コラム「虎視」
この冬、キャベツが未曾有の高値を記録した。昨年12月には、茨城県下妻市の畑でキャベツを盗んだとして中国籍の兄弟[...]
2025年03月17日
コラム「虎視」
シリコンバレー発のGAFAなどの新興企業がもてはやされる陰で、米国の製造業は着実に衰退してきた。製造業付加価値[...]