6月中旬にカンボジアを訪問した。東南アジアの様々な国を訪問してきたが、カンボジアは今回が初めて。カンボジアでホテイアオイやフルーツ、黒コショウ等を使ったオリジナルのジン「MAUSIM(マウシム)」を生産している古紙問屋のサンウエスパ(本社・岐阜市)にアテンドをしてもらい、古紙業者と産廃業者計8名で訪問した。
▼MAUSIMを生産している現場やホテイアオイの視察の他に、ゼロウエイストのレストラン、食用コオロギの生産農家、バナナペーパーを生産しているNPO、多くのピッカーが居住しているごみ山、資源物のタテバ、世界遺産のアンコールワットなど、かなりバラエティに富んだ視察となった。順次、紙面で紹介していくので乞うご期待。
▼カンボジアの人口は1720万人で、2000年以降は7~8%台の人口増加率となっている。平均年齢は26.5歳で、ベトナムの33.9歳や日本の48.4歳よりもはるかに若い。しかしカンボジアの平均年齢が若いのは、負の歴史によるものだ。ポル・ポト政権によって75年~79年までのわずか4年間に、当時の国民の4分の1にあたる180万人が虐殺された。負の歴史を乗り越え、現在のカンボジアは微笑みの国として希望に満ち溢れている。
2025年03月17日
コラム「虎視」
シリコンバレー発のGAFAなどの新興企業がもてはやされる陰で、米国の製造業は着実に衰退してきた。製造業付加価値[...]
2025年03月10日
コラム「虎視」
愛媛県四国中央市で紙づくりが始まったのは江戸時代半ばの1750年頃と言われている。豊富な水と原料に恵まれたこと[...]
2025年03月03日
コラム「虎視」
丸住製紙が今年3月末で新聞用紙の生産を終了する。花形だった新聞用紙事業は今は昔である。新聞の普及に大きな役割を[...]
2025年02月24日
コラム「虎視」
トランプ大統領の顧問を務めるイーロン・マスクは、南アフリカからカナダを経由して米国に移り住んだ移民の一人である[...]