先週・今週と2回に渡って特集をしたミムラ・三村社長は、文中にも書いている通り、大のサウナ好きだ。年間500回ほどサウナに通っており、日本に250人しかいない熱波士の資格も持つ。年内に本社新社屋の横にサウナを新設して、社内の福利厚生施設として利用する考えだ。社員の健康管理やリラクゼーションと共に、取引先とのコミュニケーションツールの役割も狙う。ちなみにサウナの本場であるフィンランドの人口は500万人だが、国内にサウナが350万施設ある。ほぼ1家に1施設のサウナがあり、老若男女みんなでサウナに入って歓談するのが習慣だという。
▼サウナの話を聞いてふと思い出した。15年にロシア専門商社から呼ばれてウラジオストクを訪問した時のことだ。視察を終えた後、山中にあるロシアの大富豪の別荘に招かれた。その大富豪は水処理の仕事で巨万の富を築いたそうで、自家用ジェットでモスクワから来ていた。初めて会うなり、「みんな裸になって話そう」と言って、広大な庭の池の畔にあるプライベートサウナに招かれた。人種や職業や年齢等関係なく、包み隠さずにコミュニケーションを取りましょうという意図だった。そのロシア式サウナでリラックスしたことを想い出した。
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