2014年2月14日、大和紙料の本社を訪れ、故矢倉義弘氏(当時会長)に会う予定だった。しかし起きてびっくり。自宅と会社がある奈良は一面の雪景色で、24年ぶりに大雪警報が発令された日だった。昼前に電車が動き出したので、なんとか訪問することができた。
▼その日の取材の肝は、同社が大阪紙業と合併を視野に入れた業務提携を結んだという情報を入手し、独占トップインタビューで裏付けと経緯や詳細等を聞き、次号でスクープを出すという試みだった。しかし結果的には、矢倉会長の一言でスクープは実現しなかった。「まだいろいろと調整中なので、記事にされたら困る」ということだった。諦めきれなくて何とか手はないかと食い下がったが、結局スクープは幻となった。
▼今年5月の近畿商組の総会では、22年間務めた理事長職を勇退することを発表し、出席者全員から労いと祝福を受けていた。これまで総会にあまり出席していなかった矢倉得正社長も駆け付け、父である理事長の雄姿を目に焼き付けていた。矢倉理事長は一番最後まで会場に残り、一人一人にお礼を言い回っていた。私にも「今までありがとう。これからも息子と新理事長を共々よろしく」と言われ、親子で仲良く帰っていく姿がとても印象的だった。
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