
▼10月の古紙輸出価格の暴落は、古紙もの家庭紙や中小板紙メーカーにとって神風になった。それまで古紙の需給が逼迫し、古紙不足と高騰に苦しんでいたからである。ところが輸出がストップしたことから輸出玉が還流し、手当が容易になった。洋紙や板紙の大手は、輸出価格の高騰に危機感を持ち、早くから在庫補充していたため、すでに在庫が満杯。還流した輸出玉はもっぱら中小に還流した。
▼また洋紙や板紙市況を維持するため、大手は建値を崩すわけにはいかず、プレミアムは外したものの当面建値購入の姿勢を堅持するだろう。こうした大手の姿勢も中小にとって買いやすい環境を作った。問屋側も手取りが一桁価格に転落した輸出に回すより、建値よりは安いが輸出よりも高い中小に出す方が有利。お互いの利害が一致したわけだ。
▼こうした中小の年間消費量(昨年実績)は510万トン強、月にして43万トンである。一方、日本の古紙の需給ギャップは月平均33万トン。これが輸出に回っていたが、輸出がストップした10月はかなりの数量が中小に還流したとみられている。一方、大手は在庫が満杯で逆に数量カットや荷止めしたりする工場が多かった。中小の積極購入は問屋側にも有り難かったことになる。
2026年04月06日
コラム「虎視」
私は1973年(昭和48年)生まれで、いわゆる団塊ジュニア世代。73年と言えば、日本中がオイルショックでパニッ[...]
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]
2026年03月23日
コラム「虎視」
札幌市は09年7月から、家庭ごみ有料化と同時に雑がみの行政回収を始めた。これによってごみは有料、資源に分ければ[...]