
「ファストファッションはもはやオールドファッション(=時代遅れ)」。環境負荷の大きい衣料業界に対して、2020年にEU委員会がこう断罪したのだ。大量生産・大量廃棄の過程でGHG排出量は全世界の1割を占め、第2位の環境汚染産業と言われる。EUは30年までにリサイクル繊維の使用を義務付け、売れ残り品の廃棄も禁止する。
▼最新の流行に日本も敏感に反応。製造メーカーや小売ブランドは環境配慮素材へ次々と切り替えた。だが、廃棄後をみれば、未回収品は年間約50万トンにも上っている。そのほとんどが自治体での焼却処分だ。古着・古布はリユース用途が主であるため、その限界も一因だった。①田舎で発生したものが敬遠される、②選別の過程で1~2割のごみが混入する、③中古品の輸出相場の影響を受けやすい等の課題があった。
▼各社が競う繊維to繊維の循環スキームが、こうした課題を乗り越え、ごみ化している古着・古布の掘り起こしに繋がるか、期待される。再生繊維に戻すケミカルリサイクルの技術は確立済みだ。今後はスケールアップに向けて、①原料の収率(歩留まり)をいかに上げるか、②再生できる繊維の対象品をいかに広げるか、③大量の古着・古布をいかに集めるにかかっている。
2026年03月23日
コラム「虎視」
札幌市は09年7月から、家庭ごみ有料化と同時に雑がみの行政回収を始めた。これによってごみは有料、資源に分ければ[...]
2026年03月16日
コラム「虎視」
鉄・非鉄業界の業界動向や価格情報を報道しているのが、業界紙の日刊市況通信である。実は以前、印刷している印刷屋が[...]
2026年03月09日
コラム「虎視」
昨年から今年にかけて、パック連の主催による紙パック回収システム強化検討会が3回にわたって行われた。これまでの紙[...]
2026年03月02日
コラム「虎視」
2015年7月に発刊された「コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業」は、同年の青少年読書感想文全国コンクールの[...]