米国森林&製紙協会(AF&PA)のデータを見ると、重量は全て米国基準のトン、いわゆるショートトンで表記されている。日本や欧州で基準となっているのは、メトリックトンであり、米国のショートトンをメトリックトンに換算するためには、米国ショートトンを1.1023で割り直さないといけない。米国独自の単位表記はこれ以外にヤードやポンド、オンス、バレル、ガロン等があり、世界中で多くの人を混乱させる。
▼現在、世界で主流となっているのはメートル法の単位表記であり、1791年にフランスがメートルという単位を提唱し、その後各国に拡がっていった。メートルの語源は、ギリシャ語で測るという意味から来ている。ちなみにそれ以前は標準単位がなく、各自各国でまちまちだった。貿易時に統一基準がないのでトラブルになることも度々あったという。
▼トラックスケール等を販売する秤メーカーのダイトクのWEBサイトが興味深い。はかりの豆知識というコーナーに、前述の米国の単位換算のミスにより、NASAの火星探査機の交信が途絶えた話や、同じく単位の認識ミスにより、航空機が燃料切れ寸前で、あやうく墜落の危機に瀕した話が掲載されている。興味がある人は是非見てほしい。
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]