韓国で最も好きなスポーツ選手の第1位に5年連続で選ばれているのが、イングランド・プレミアリーグのトッテナムで活躍しているソン・フンミンである。1992年7月生まれでもうすぐ30歳になるソンは、世界最高のサッカーリーグの呼び声が高いプレミアリーグで、今季アジア人として初めての得点王に輝いた。まさにアジアのレベルを超えて、世界有数のストライカーとして認められたことになる。
ソンの経歴は異色中の異色である。彼はなんと小中時代はサッカー部に所属せず、サッカーのユースチームにも所属せず、独学でサッカーを学んだ。しかし独学と言っても彼一人ではない。厳格なる父がソンを鍛え上げたのだ。サッカーファンの間では、「韓国サッカー界のリアル巨人の星」とも言われている。
ソンの父親は元プロサッカー選手で、韓国の勝利至上主義の育成方針に疑問を持ち、小中学時代は徹底的にパスとドリブルの基本技術を磨かせ、その後はシュート特訓をさせた。毎日1000回、右足500回、左足500回のシュート練習を繰り返した。彼が両足共に決定力がずば抜けているのは、この特訓のおかげだろう。さすがに大リーグ(プレミアリーグ)養成ギブスはなかったと思われる。
韓国人選手が初めて世界トップリーグの得点王を獲得したことは、日本のサッカー選手にも大きな励みになる。身体能力やテクニックで、欧州や南米やアフリカの選手に劣ると言われていたアジア人が、その壁を破ったからだ。日本人得点王の出現も待ち遠しい。
2025年07月14日
コラム「虎視」
今号で紹介した熊谷紙業は、90年代から古紙パルプ生産を試行錯誤してきた。本紙268号(97年10月)を改めて読[...]
2025年07月07日
コラム「虎視」
段ボール古紙の調達価格が、段原紙の市況上昇のなか、据え置かれている。段原紙は2017年以降、5回目となる値上げ[...]
2025年06月30日
コラム「虎視」
2015年に日本マテリオと共催して、古紙ジャーナル韓国ツアーを開催した。
▼その時に家庭紙メ[...]
2025年06月23日
コラム「虎視」
韓国には業界紙というものが存在しないという。その理由は主に3つある。
▼①そもそも各業界[...]