SDGs時代、カーボンゼロ時代において古紙のビジネスはどう変わるだろうか?従来のような古紙問屋が古紙を集め、それを製紙メーカーが使うという型にはまらない新しいリサイクルの形が出てくるのではないか。その時、技術的なブレークスルーの驚きがあったり、斬新なアイデアが組み込まれていたり、商品が生まれたストーリーに共感したりといった価値がより重視されてくる。
「古紙で飛行機を飛ばしたい」という経営者に出会った。その経営者とは森田紙業の三代目社長である森田臣氏。決して突飛なアイデアではなく、今や航空業界は再生ジェット燃料の開発に前のめりだ。新商品の一つがシュレッダー古紙を原料にした消毒用エタノール。排出元の企業へノベルティとして売り込み、既にANAで採用された実績がある。クラウドファンディングなどで資金を集め、本格的なエタノール生産設備も導入予定だ。「資源ビジネスに携わる者として、その価値を拡げていきたい」と未知の領域に踏み出す。
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