
▼先日、北海紙管の春日部工場を見学した。昭和33年に名寄市で紙管の製造・販売を始めた同社は、50年以上に渡って「ものづくり」に携わっている。同社の紙管は、製紙用・産業用・建築用の3つの用途に分類され、全てオーダーメイドとなっている。東日本大震災以降は、特にサランラップ用の紙管の発注量が増えているという。製紙と密接な関わりがある紙管製造だが、古紙問屋との兼業は全国で同社だけ。製造業のハードルはかなり高いと言えるだろう。
▼古紙問屋で「ものづくり」に携わっているところはそれほど多くない。RPFは固形燃料に属するので除くと、全国的にみれば、ティッシュ、パルプモールド、紙製品、敷き藁等を製造している問屋はいるが、規模はいずれも大きくない。先日、大和紙料・塩瀬社長がインタビューで、「やはりものづくりをやりたい」と語っていたように、いずれは製紙や製造業をと考える経営者は多いのではないか。
▼大王製紙の創業者である井川伊勢吉氏は、19歳の時に製紙原料商で身を興し、31歳で和紙の製紙会社社長に就任。そして34歳の若さで大王製紙を設立して洋紙の一貫生産を始めた。そう言えば、ナインドラゴンの張菌董事長も古紙回収業から身を興した一人。
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