▼インドを旅すると人生観が変わると、三男から聞かされたり、本で読んだりしていたが、半信半疑だった。それと旅というとバカンス(休暇を利用した行楽、避暑、保養など)を想像してしまうが、インドはそんな甘い我々の期待を見事に粉砕してくれる。過酷な現実を見ると、人は誰しも物を考えずにはいられなくなるのかもしれない。
▼バザール(商店街)に面した安宿(水洗トイレにトイレットペーパー、シャワーに冷房も付いているので、インドでは中級クラスとのこと)に泊まり、出歩くのはその都度、値段交渉が必要なリクシャーを利用する生活を体験してみると、人生観が変わりそうな予感がしてきた。とくに強烈な印象を受けたのは、列車の旅。駅構内には座って列車の到着を待つ椅子などなく、一般の旅客は地面に座り込むか、手荷物を枕に寝ころんで列車の到着を待っている。
▼ニューデリー駅から列車が発車してまもなく、さらに驚かされる光景を見る。線路沿いに延々と続くバラック小屋というか、スラム街(貧民街のこと)だ。インド人のスラムなのか、周辺国(バングラディシュ、ネパール、アフガニスタンなど)の難民なのか、見分けはつかなかったけれど。女性はサリーをまとっていたのでインド人?
2023年12月04日
コラム「虎視」
都内の一廃収集業者K社は、清掃工場を管理する二十三区一部清掃事務組合からの再三の指導に従わず、今年9月に許可を[...]
2023年11月27日
コラム「虎視」
外国人技能実習制度は過渡期で、現在は法改正に向けて協議を重ねている。今後は、①現行制度を廃止し、人材確保・育成[...]
2023年11月20日
コラム「虎視」
今夏、日本政策投資銀行の方々が奈良の本紙事務所に来社した。古紙業界のM&Aの問い合せや案件が増えていることや、[...]
2023年11月20日
ちょっとブレイク
私が小学校6年生の時の修学旅行では、その前日に阪神タイガースが球団史上初の日本一に輝いたことで、お祭りムード一[...]