
世界的に古紙市況が暴落する中、アジアでは連動して段原紙市況も軟化している。だが、日本の市況はいわば独自体系。段ボール古紙はキロ18円、製品は中芯で60~62円、ライナーで70円前後を維持している。海外相場より10円以上も高い古紙を買い支えるのは、①日本のリサイクルシステムの維持、②製品価格への影響が念頭にあるからだ。
▼特に古紙と段原紙の連動性は、どちらかが崩れると共倒れになる構図。段原紙の代理店(流通サイド)に聞くと「製品価格が崩れることはない」と強気。製紙メーカーも「古紙価格を基準価格より安く買わない」と明言している。今のところ、どちらかが市況の足並みを乱す気配は乏しい。他方、韓国や台湾からの輸入紙も微々たる量で、圧倒的に安いわけでもなく、驚異にはなっていない。
▼そこへ2社2台の転抄マシンの計画が発表されたので、製品需給が急速に緩む感覚に陥ったが、稼働開始はまだ先の話だ。目下、急激にダブついた段ボール古紙をどうさばくかが喫緊の課題である。製品や古紙として出血輸出、緊急備蓄、荷止めや受入れ制限、果ては逆有償と選択肢は限られている。業界は1997年の余剰期、2008年の大暴落を乗り越えてきたが、再び試練に直面している。
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]
2026年03月23日
コラム「虎視」
札幌市は09年7月から、家庭ごみ有料化と同時に雑がみの行政回収を始めた。これによってごみは有料、資源に分ければ[...]
2026年03月16日
コラム「虎視」
鉄・非鉄業界の業界動向や価格情報を報道しているのが、業界紙の日刊市況通信である。実は以前、印刷している印刷屋が[...]