
▼2000年代から続いたヤードラッシュが息切れしてきた。毎年20~30カ所近いペースで各地に新ヤードが出来てきたが、この2年は10カ所を切った。全国で総ヤード数は1,800カ所を数え、飽和感は強い。新規にヤード展開するよりも、業者間の提携やヤードの運営主体の交代が新たなトレンドとなりそうだ。
▼ある問屋の話では、関東圏で新規顧客を獲得するため、企業に引取り営業をかけたところ、何十件も立て続けに断られたという。面談すらままならず、けんもほろろ。成約に至るには程遠い状況だったという。さらに扱い量を伸ばしたくとも、どの企業も回収する業者が既に決まっている。流通ルートがほぼ固まり、既存のヤードですら、数量増は容易でないようだ。
▼発生元の企業も、高値の提示だけでは首を振らなくなった。安定取引はもちろんのこと、業者との地域的つながりや社会的貢献度が重視されつつある。問屋には知恵の絞りどころで、即効性はないものの、ソフト面での仕掛けが後々効いてくる。例えば、サイコ―(仙台)による新卒採用、北海紙管(札幌)のスポーツごみ拾いイベント、出前講座を行う明和製紙原料(岡山)など独自の取組みも多い。これが問屋の個性にも重なっている。
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