
▼5月下旬、「RISアジア会議」に出席するため、中国・上海を訪問した。環境規制の動向に注目が集まる中、世界中から236名が出席した。今回はパッケージ会社、エンドユーザーの姿も目立った。日本からは10名弱が参加していた。ネット通販の拡大によって先行きの段原紙需要は堅調だが、古紙輸入規制による影響で、中国における原料不足が切実な問題として提起された。
▼対応策は3つある。①現地の国内古紙の回収を増やす、②段原紙など製品の輸入を増やす、③パルプの輸入を増やすーことである。ただ現状では経済合理性や持続可能性の観点から、どの手法がもっとも望ましいのか、手探りの段階。こうした代替策にすでに需要は集中しており、国内古紙や輸入段原紙、パルプの取引価格は高止まりが続く。
▼古紙の輸入ライセンスは減っていく方向で、いかに国内古紙を集めるかがカギとなる。大手3社も焦燥感からか、国内古紙を安定調達するルートづくりに躍起だ。山鷹吉安グループは、「グリーンボックス」という排出元から直接段ボールを回収するクローズド・システムを築く。ナインドラゴンの買付け商社である美国中南も中国各地にある再生資源組合に加盟し、問屋と連携を深めている。
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