
▼本紙は世界中の古紙ヤードを訪れてきたが、これほど清掃の行き届いたヤードは見たことがない。今号で特集した下田商店の本社ヤードのことである。取材のため急にあつらえた感じはない。ベーラーの部品間に埃1つ落ちていないのをみれば分かる。しかも取材後の夕方4時から1時間かけて、構内を掃除するのだという。
▼同社を取材していて、①行政との強い連携、②品質に対するこだわり、③経営陣である親族の結束が印象に残った。これは1ヤードの古紙問屋が今後生き残るための条件とも言えないだろうか。①は古紙の発生が減る時代に地域のニーズを汲み、扱える資源のアイテムを増やすことが求められるし、②は買い手市場になっていく中で高い品質を保ち、市場ルートに乗せる手腕が欠かせない。
▼③については、親族の結束は何よりの競争力を生む。親族の不和は余計なコストを増やすからだ。ある問屋がそこまで市況の悪くない時期に某メーカーの資本参加を受け入れた。高値による仕入れ競争と無理なヤード展開がたたり、資金繰りが悪化したためだ。だが、その底流には親族間で分裂し、同じ地域で顧客を取り合っていたことがある。身内の反目は、結果的に経営の弱体化を招くことすらあるのだ。
2026年04月27日
コラム「虎視」
日本紙運輸倉庫は1913年創業で、日本全国に、紙製品の国内輸送及び保管業務を中心とした倉庫を保有する。また海外[...]
2026年04月27日
ちょっとブレイク
今年行われるサッカーW杯で、注目の若手選手の筆頭格であるラミン・ヤマルは2007年生まれ。18歳で名門バルセロ[...]
2026年04月20日
コラム「虎視」
2012年に理文造紙・重慶工場を訪問した。重慶は霧の都と呼ばれており、標高が高く湿気があって常に霧が発生してい[...]
2026年04月13日
コラム「虎視」
静脈産業に特化したM&Aやコンサルタントを手掛けるベイニングは、森・濱田松本法律事務所と共著で「循環型社会実現[...]