【興亜工業㈱ 井上淳社長インタビュー】
総合商社で古紙に携り、製紙のトップへ
原燃料が高騰する中、脱炭素対応急ぐ

興亜工業㈱ 井上 淳 代表取締役社長 (略 歴) 1988年丸紅入社 パルプ部配属、05~08年南通捷紅資源再生有限公司総経理、13年~丸紅ペーパーリサイクル㈱同代表取締役社長、14年~PT TEL社(インドネシア)副社長、17年~興亜工業㈱取締役、21年~同代表取締役社長

 丸紅グループの段原紙メーカーである興亜工業㈱(静岡県富士市)の新社長に6月、井上淳氏が就任した。氏はこれまで古紙ヤードの責任者から商社として内外との取引まで、様々な形で古紙のビジネスに関わってきた。今回は製紙メーカーのトップとして古紙を使う立場から古紙市場と向き合う。今年、ベトナムでは同グループのKОAも稼働しており、アジア圏において段原紙の供給体制が整いつつある。足元の原燃料高騰への対応、製品...

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