古紙の輸出市況が回復基調をみせる中、国内メーカーの調達にどう変化を及ぼすのか、4月以降の国内古紙市況を概観してみたい。 まず言えることは、基準価格は当面動くことはないだろう。つまり輸出市況がどうであれ、大手による段ボール古紙の購買価格は18円が基本線となってきそうだ。機会あるごとに製紙トップが「リサイクルシステムを維持する」と強調してきた経緯もあり、簡単な方針転換は考えにくい。 製品の下...
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