いつの時代でも人の気持ちを動かすのは熱量だ。それは仕事でもプライベートでも同じで、良い商品を作りたい、良いサービスを提供したい、良い記事を書きたいという仕事の熱量、家族や子供を幸せにしたいというのも熱量だし、ゴルフや語学が上手くなりたいというのも熱量である。
▼カンボジアで2014年からバナナペーパーを作り続けるKumaeの山勢代表には、抑えきれないほどの熱量を感じた。19歳の若さでカンボジアへの移住を決断し、この国のために何か力になりたいという思いは、30歳を超えた今でも変わらない。コロナ禍で紆余曲折がありながらも、カンボジアの貧しいアンルンピー村で村人たちに仕事を提供し、苦労を糧にして現地に溶け込んでいる。
▼帰国してからふと自分の20代を思い出した。27歳まで東京でプラプラしていたが、お金を貯めて3カ月間のタイ一周旅行に出掛けた。初めて訪れた海外だったが、どんな小さな店でも、どんなに貧しい地域でも、人々は笑顔を絶やさずにとても親切だった。人間の本質や本当の幸せは何かと考えさせられた。同時に自分が恵まれた環境にいながら、不甲斐ない生活を送っていたことを恥じた。アジアの国の熱量が自分の熱量に変わった瞬間だった。
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]