RKBオンラインによると、衆院議員の全465人のうち102人が「父母や祖父母、または三親等内の親族に国会議員がいて、同じ選挙区から立候補して当選した」いわゆる世襲議員だという(23年6月時点)。首相に限れば、小選挙区制が導入された1996年以降の首相12人のうち世襲でないのは3氏だけで、自民党では菅義偉氏だけである。
▼しかし、これよりも世襲率が高いのが、古紙問屋の経営者である。古紙業界の世襲率は9割後半で、ほとんどが中小規模の同族企業である。これが古紙市場が伸びた成長期はよかったが、発生の急減に直面するなかでは経営者の力量が問われてくる。関東商組・藤川理事長が「業態転換」の必要性を指摘しているが、いま古紙業界で必要とされるのは、他業界の経験者、出身者ではないだろうか。
▼血縁主義は強力な事業の推進力になる一方で、環境変化に対するもろさも合わせ持つ。市場が縮小するなかで外部の血を取り込み、多様性を育まない限り、古紙業界の再活性化は難しい。各問屋の経営者にとってみれば、事業承継のあり方こそが大きな経営判断となる。暴論を承知でいうと、これからの組合の長には、異質な経験をもった人材が就き、改革を断行していくことも求められるのではないか。
2025年07月14日
コラム「虎視」
今号で紹介した熊谷紙業は、90年代から古紙パルプ生産を試行錯誤してきた。本紙268号(97年10月)を改めて読[...]
2025年07月07日
コラム「虎視」
段ボール古紙の調達価格が、段原紙の市況上昇のなか、据え置かれている。段原紙は2017年以降、5回目となる値上げ[...]
2025年06月30日
コラム「虎視」
2015年に日本マテリオと共催して、古紙ジャーナル韓国ツアーを開催した。
▼その時に家庭紙メ[...]
2025年06月23日
コラム「虎視」
韓国には業界紙というものが存在しないという。その理由は主に3つある。
▼①そもそも各業界[...]