
▼全国に1,700ヵ所以上の古紙ヤードがあり、こうしたヤードを運営する企業数はおよそ千百社に達する。今年、回収量が2,050万トンまで減少すると、1ヵ所当たりの古紙回収量は1万2,000トン。月にして1,000トン。
▼一口に古紙ヤードといっても①一般の回収古紙のみを扱うオープン型②回収古紙から機密書類までを扱うオープンとクローズの併設型③古紙だけでなく古紙以外の再生資源物全般を扱う総合型④回収古紙は少なく産業系古紙をもっぱら扱うーなど、様々な形態がある。また回収規模もベーラーを2台から3台保有し、月5,000トン以上も扱う大型ヤードがあれば、月1,000トンに達しない小型ヤードもある。また自ら集めるだけでなく、仲間買いの多い業者もあり、仕入れ形態も多様だ。
▼ただいえることは中国市場の存在感が大きくなり、扱う古紙の何割かを輸出する業者が増えた。また国内回収にとらわれず、中国に進出する問屋や商社も増えてきた。集めた古紙は中国の製紙メーカーに販売する。海外ヤードといえば、かっては米国で集めて日本に持ち込むというようなスタイルだった。しかし、肝心の日本に需要がなくなり、米国の日本ヤードも売り先が中国などに変わった。海外ヤードの進出の狙いや形態も時代とともに変わる。
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]
2025年11月24日
コラム「虎視」
家庭ごみ有料化の話題を大々的に本紙で取り上げていたのは、08年~09年頃である。この頃は、政令市でも実施する自[...]