パルプの記事一覧

2024年3月18日 古紙価格・製品市況 海外動向 »  1566号

【2023年の中国段原紙・古紙パルプ輸入量】
中国の段原紙・古紙パルプ輸入量が過去最高に
段原紙はマレーシア、古紙パルプはタイが最多

　2023年の中国の段原紙輸入量は854万トンで、対前年比51.3％増となった。22年が564万トンだったので、290万トン増。これまでは20年の717万トンが輸入量のピークで、21～22年は減少していたが、23年は一転 […]

2023年10月16日 古紙価格・製品市況 »  1545号

【パルプ・古紙価格】
パルプは前年比2～4割安
段ボール古紙とは連動せず

　木材パルプの輸入価格と段ボール古紙の輸出価格推移を調べた。木材パルプはUKP（未晒クラフトパルプ）・NBKP（針葉樹晒クラフトパルプ）・LBKP（広葉樹晒クラフトパルプ）の3品種で、いずれも貿易統計のFOB価格。OCC […]

2023年6月12日 古紙価格・製品市況 »  1528号

【原燃料製品価格】
昨年は原油5倍、LNG4倍、石炭12倍に高騰
化石燃料・製紙原料は昨秋から価格下落が続く

　各製紙メーカーは昨年来、紙・板紙の製品価格の値上げを行った。各社ともに値上げの理由として原燃料価格の高騰を掲げている。製品価格を年内に複数回上げることは異例だが、昨年の原燃料価格の高騰も未曾有の上昇となった。20年から […]

2022年7月4日 古紙価格・製品市況 »  1482号

【原燃料 製品価格】
石炭3.5倍、ＬＮＧ2.4倍、重油1.5倍 パルプ急騰、
製品価格上昇、古紙のみ据え置き

　2000年・2010年・2020年、そして直近の2022年の原燃料価格及び製品価格・原料価格の比較を行った。近年の製品価格の値上げの際は、具体的な品目には言及せず、原燃料の高騰や人件費・物流費の高騰という理由付けが多い […]

2021年11月22日 古紙価格・製品市況 »  1452号

【原燃料価格】
古紙19％、パルプ45％、チップ6％上昇(対昨年同期比)
燃料価格はいずれも2倍～4倍超で利益圧迫

　各国内製紙メーカーは、来年1月から印刷・情報用紙の15％以上の値上げを発表した。今年に入ってから原燃料価格が軒並み上昇しており、製品価格の値上げせざるを得ない状況が続く。先週号で報じたように、今後は段ボール原紙価格の値 […]

2021年11月22日 海外動向 » 1452号

【パルプ 価格・需給】
中国向け下落も他地区は高止まり
今年は歴史的な上昇、現在は一服

　米国ＮＢＫＰ（針葉樹晒クラフトパルプ）の価格が、今年6月から下がり続けているという報道がある一方、欧州や日本では、木材パルプの輸入価格は高止まりをしている。また1面・4面で触れているように、印刷・情報用紙の値上げが各社 […]

2021年6月28日 インタビュー »  1432号

【山發日本㈱　坂口健太郎氏　調査レポートより③】
非木材系の竹パルプ大増産で再び脚光
中国発のチップ需給の行方に注視

　山發日本の坂口氏によるレポート最終回は、中国の非木材パルプの動向を取り上げる。特に注目されているのが豊富な竹林を活かした竹パルプ。増産計画もあるが、パルプ消費量全体からみれば３％ほど。やはり原料不足対策の本命は外部から […]

2021年6月21日 古紙ジャーナル記事 »  1431号

【山發日本㈱　坂口健太郎氏　調査レポートより②】
環境問題から植林が進む中国
木材輸入増で「ウッドショック」も

　山發日本の坂口氏によるレポート第2回は、中国における植林と木材輸入の現状を取り上げる。需要増を受けて国内外からの調達網の確保に急ぐが、各国の政治的思惑も絡む。木材資源の争奪戦が繰り広げられつつある。 森林面積1.4倍に […]

2021年6月14日 古紙ジャーナル記事 »  1430号

【山發日本㈱ 坂口健太郎氏 調査レポートより①】
パルプ大増産する中国、チップ争奪戦へ
中国の製紙原料問題は解決したのか？！

　今年から中国は古紙を全面輸入禁止し、深刻な原料不足に直面している。大手板紙メーカーはパルプ設備の建設にシフトし、今後はパルプ配合の高い板紙が増えそうだ。こうした急速なパルプ大増産は世界のチップ需給にも影響を与えるとみら […]

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