
中国の新疆ウイグル自治区で生産される綿の使用を巡り、アパレル業界が揺れている。人権問題が取り沙汰され、強制労働に加担しているとみなされるからだ。ファッション業界紙のWWDジャパンによると、中国で生産される綿花の90%強が新彊綿で、実際には大半の衣料品で使用。日本の衣料品は生産の約7割を中国に依存するので、アパレルメーカーは難しい局面に立たされているわけだ。
▼意外なところで影響を受けているのがDP(ディゾルビング・パルプ)だ。新疆綿の代替素材としてレーヨンが注目を集める。この原料に使われるのがDPだからだ。昨年までコロナ禍でアパレル向けが不振だったのが一転。価格も急騰し1100ドルを付けている。製紙用パルプより通常150~200ドル高い程度だが、2月以降は300ドルほどの値差も付く。
▼日本でDPを造るのは王子製紙の米子工場、日本製紙の江津工場の2工場だけで、年間計15万トンほど。世界の需要は700万トンほどで、中国で150万トンほどの生産量がある。中国の工場はスウィング・ミルといって、BKPからDPに生産シフトができる。価格が上昇すればこぞってDPを造り始めるため、これが製紙用パルプ逼迫の遠因にもなっている。
2026年04月13日
コラム「虎視」
静脈産業に特化したM&Aやコンサルタントを手掛けるベイニングは、森・濱田松本法律事務所と共著で「循環型社会実現[...]
2026年04月06日
コラム「虎視」
私は1973年(昭和48年)生まれで、いわゆる団塊ジュニア世代。73年と言えば、日本中がオイルショックでパニッ[...]
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]