
▼一昨年前の大統領選挙戦中、トランプ氏が公言したのが「中国製品に45%の関税をかける」というものだった。3千億ドル超もの対中貿易赤字を抱える米国は、この是正に狙いを定めたわけだが、大統領就任から1年を経て、逆に赤字額は一割ほど膨らんだ。むしろ米国が保護主義の色彩を強めたことで、中国など他国からの反発が強まった。
▼「仮に貿易戦争が起きれば、中国が再生資源の輸入を禁止する可能性がある」。ちょうど一年前の2月、米国西海岸を訪れた際、米2位の輸出商社であるラリソン・インターナショナルの代表が語っていた。それが現実化したわけで、中国側の報復カードとも取れなくもない。米国の輸出額で大きいのは航空機や電気機器であるが、輸出の2~3割のコンテナを使うのが古紙など再生資源なのである。
▼世界の古紙輸入量の五割を占める中国が輸入を止めれば、瞬く間に先進諸国は古紙で溢れ返る。米国のISRI(米国再生資源協会)や欧州のBIR(国際再生資源連盟)は、中国のこうした強硬な禁止措置に異を唱え、再三に渡り文書で質問書を送付しているが、中国側からの明確な回答はない。中国側に毅然と対応しつつ、リサイクル率をいかに維持させるか、難しい課題に直面している。
2026年06月22日
コラム「虎視」
古紙再生促進センターでは、2025年から雑がみの掘り起こし活動として「雑がみさまを探せ!」と題した様々な啓発活[...]
2026年06月22日
ちょっとブレイク
この号が読まれている頃、私は米国の地に降り立っているか、または米国に向かう空の上だろう。以前のコラムで書いたが[...]
2026年06月15日
コラム「虎視」
牛乳パックの回収が世の中に広まったのはもう40年以上前だ。当時は、飲み終わった牛乳パックを製紙原料として使うと[...]
2026年06月15日
ちょっとブレイク
伊坂幸太郎著の「重力ピエロ」を読んだ。アマゾンのミステリー小説ランキングで、先月以来、売れ行きが急上昇中である[...]