
▼昨年11月に関東商組の問屋15社は、輸入した新聞古紙の開梱調査を実施した。新聞古紙の輸入品が日本のメーカーで使えるかどうか、テストすることが目的。輸入国は米国・英国・オーストラリアの3ヵ国で、ナンバー8の回収された新聞古紙とナンバー9の新聞残紙を都内のヤードで開梱した。
▼過去を振り返ると、80年代から90年代は古紙輸入の全盛期。日本で最も古紙輸入量が多かったのは、1991年の85万トン。そのうち78万トン(92%)が米国からだった。品種ではOCC(DLK含む)が52万トン(61%)、ONPが18万トン(21%)で、この両品種で82%を占めていた。近年の輸入量は2~4万トン台に留まっている。
▼輸入した新聞古紙の開梱結果は、散々たるものだった。新聞古紙とは名ばかりで、新聞の含有率は2~3割。チラシや雑誌等が5~6割、禁忌品も1割ほど混入していた。特に米国やオーストラリアのものはPETボトルの混入が多かったという。結局、この品質では日本の製紙メーカーは使えないという結論に達した。「中国が環境規制を行う気持ちが良く分かった。それほど欧米の古紙の品質は低い。」という開梱に立ち会った関係者の言葉が、非常に印象的だった。
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