▼最近、内外の製紙関連・古紙関連業界の挨拶で、ネット通販が好調という言葉をよく聞く。では実際どれくらい増えているのか、どれくらいの市場規模かを日中両国で調査し、三面に掲載した。
▼中国のネット人口は七億五千万人と言われており、ネット通販の利用件数は百七十億件に達している。二〇一五年の中国のネット通販の市場規模は五十七兆円。今後更に成長するとみられており、二〇一八年には百十三兆円の市場規模になると予測されている。日本や米国でもネット通販の成長が著しいが、中国の人口ボリュームは圧倒的で、世界のネット通販の半数を超えるのは目前である。
▼小売全体に占めるネット通販の割合をEC率と呼ぶが、現在日本のEC率が四・八%に対して、中国のEC率は一六%とかなり高い。最近の傾向としては、中国人のクレジットカードの普及率が高くなったことにより、越境EC(国を超えたネット通販)の売上高がかなり上がっていることが挙げられる。この数年間で日本を訪れる中国人が大幅に増え、同時に爆買いの様子が各地で見られた。しかし今後、訪問者は伸びるものの、越境ECが整備されていくに伴い、爆買いは徐々に少なくなっていくだろう。
2024年09月16日
コラム「虎視」
23年末の日本の新聞発行部数は2859万部となり、全盛期だった97年時の5376万部から47%減少した。世界的[...]
2024年09月09日
コラム「虎視」
脱炭素の対応は競争力には繋がるものの、投資に対する費用対効果がみえにくい。というより、成果を実感することが難し[...]
2024年09月02日
コラム「虎視」
「将来的に国内で古紙が集まらなくなるのではないか」。そんな危機感を抱く製紙メーカー幹部もいるようだ。古紙回収量[...]
2024年07月29日
ちょっとブレイク
全日本機密文書裁断協会を組織するナカバヤシ㈱はセレッソ大阪のメインスポンサーであり、ヨドコウ桜スタジアムにはナ[...]