今年、電機大手のシャープが鴻海精密工業に買収されたように、台湾企業がグローバル競争の中で存在感を示している。自国の市場が小さい分、台湾企業は常に海外市場に向き合ってきた。これまで中国本土にも積極投資してきたが、ここ数年は製造業の台湾回帰が進む。製紙でも大手三社による計五台(段原紙三台、家庭紙二台)のマシンが昨年から相次ぎ稼働した。段原紙として生産量の約三分の一が輸出に回るため、原料は不足感が強ま...
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