
▼2000年以来、今年で7年連続の古紙 ヤード(回収基地)ラッシュとなっているが、国内のヤードラッシュはそろそろ収束しそうな気配もある。土地、資金、需要の三点から眺めてみると。まず土地。古紙ヤードを作るには、500坪以上のまとまった土地(工業用地や準工業地)が必要になる。バブル経済が崩壊してから工場跡地などを含めて手頃な購入地が全国に溢れた。
▼次に資金。21世紀は環境の世紀といわれ、リサイクル産業に対する社会的な地位が向上。金融機関が積極的に同産業に融資するようになった。金利も安く設備投資する金融環境が整っていた。さらに集めた古紙の需要はどうか。国内需要は横ばいながら、驚異的な中国市場の成長で古紙は集めれば売れる(輸出できる)環境が整った。その中国市場だが、ナインドラゴンなどの設備投資にみるように驚異的な大型投資が続いている。昨年には1,700万トンに膨れた古紙輸入だが、まだ伸びるだろう
▼景気の回復で古紙ヤードに適した土地が少なくなりそうだが、設備投資のための資金面(金利の上昇が気掛かりだが)や需要面では心配がないだろう。となると、ヤードラッシュはまだ収束しないかもしれない。ただピークは2004年だったとみたい。
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]
2025年11月24日
コラム「虎視」
家庭ごみ有料化の話題を大々的に本紙で取り上げていたのは、08年~09年頃である。この頃は、政令市でも実施する自[...]