
▼日本製紙連合会によると、昨年の紙・板紙の内需実績は0.3%減だった。その内訳をみれば、紙は2.7%減で衛生用紙を除けば全品種で前年対比マイナスだったのに対し、板紙は1.1%増で全品種でプラスだった。景気が回復する局面にあるが、紙と板紙で優勝劣敗が鮮明となっている。
▼一方、古紙の消費は板紙向けが牽引する形で、11月までの実績で0.9%増えた。輸出価格が国内価格を突き上げ、内外格差は開いている。製紙メーカーにとっては、生産が低迷する環境下で古紙が高騰する状況が続く。ただ紙の需要家である新聞、印刷、出版は経営環境が厳しいが、板紙の需要先の流通、食品、小売は比較的好調にある。
▼昨年、古紙の内外格差の是正を主導したのも板紙メーカーであるレンゴーだった。新聞と雑誌の建値上げを先導する異例の事態も生じた。他の大手メーカーは一律の建値上げより特定の問屋にプレミアム(割増し)価格を付けて、調達コストを抑えながら数量を確保する。こうした各メーカーの独自の価格政策が浸透しつつある。一部の問屋に有利な価格体系は、月間扱い量が小さくワンヤード経営の問屋には不利に働く。プレミアム価格の定着は問屋の系列化(グループ化)の動きにも拍車をかけそう
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]
2026年03月23日
コラム「虎視」
札幌市は09年7月から、家庭ごみ有料化と同時に雑がみの行政回収を始めた。これによってごみは有料、資源に分ければ[...]
2026年03月16日
コラム「虎視」
鉄・非鉄業界の業界動向や価格情報を報道しているのが、業界紙の日刊市況通信である。実は以前、印刷している印刷屋が[...]