
昨年11月に紙資源の社長に就任した大津正樹氏と初めて会ったのは中国だった。今から17年前のことで、その時は理文造紙や様々な古紙ヤードを一緒に訪問した。
▼大津氏は生粋の海外旅行好きで、20代からバックパッカーとして様々な国を訪問し、紙資源に入社してからも多くの国を訪れている。最近は古着事業と家財道具やオフィス用品のリユース事業で海外に行くことが多いという。毎年、新たな国を訪問することを目標にしており、昨年はウズベキスタン・コロンビア・エルサルバドルを訪問。今年の目標はギリシャ・トルコ・ポルトガルと話す。治安や政情問題で訪問が困難な国があるものの、世界の全197ヵ国制覇を人生の目標として掲げている。
▼私は「深夜特急(沢木耕太郎著)」の愛読者である。この小説は全てのバックパッカーのバイブルと言われており、著者の沢木耕太郎自身が若い時に、インドから英国まで安宿を泊まり歩いて旅した体験を元に描かれている。沢木氏は、シルクロードを通って乗り合いバスで行く計画だったが、その前に立ち寄った香港で博打に没頭して半年間を費やすなど、人間の弱さと苦悩も随所に描かれている。また訪れた国々のクールな描写が逆に生々しく、当時多くの若者の心をつかんだ。
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