
▼本紙の発行人は大阪府泉佐野市の出身。泉佐野市は関西国際空港の開設によって大きく様変わりしたが、昔からタオルの町として有名である。
▼泉州タオルは国内タオル生産量の47%を占めており、泉州タオルの生産の中心である泉佐野市は「東洋のマンチェスター」と呼ばれることもあったという。泉州タオルの起源は明治18年、船来雑貨商を営む新井末吉がドイツ製タオルを入手し、日本でも大いに需要が見込めるとして、泉佐野市の綿業者である里井圓治郎に製織の研究を奨めたことがはじまり。
▼泉州タオルは後晒製法によって作られている。通常のタオル製法は、タオルに使う綿糸を織りやすくするためにノリやロウで強度を上げ、滑りをよくするが、織りあがったタオルは水をはじき吸水性が悪い。泉州タオルは織った後で晒しの工程に入るので、ノリは洗い流されて吸水性が良い。
▼この伝統的なタオル産業は、近年は中国をはじめとした海外の安価なタオルに押され、生産量・業者数ともに激減している。生産量は平成2年の約4万トンがピークだったが、現在は78%減の約9,000トンになった。業者数は昭和57年の700社弱から現在は100社強になり、600社近くが廃業した。
2025年10月27日
コラム「虎視」
今回は山﨑紙源センター特集。社名は「やまさきかみげんセンター」と読む。「やまさき」を「やまざき」、「かみげん」[...]
2025年10月27日
ちょっとブレイク
10月21日、衆議院の首相指名選挙で過半数を得票し、第104代首相に高市早苗氏が選出された。日本の憲政史上初め[...]
2025年10月20日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップは先代創業者が本紙創刊時から考案していたもので、いつかは日本全国の古紙ヤードを一覧にして冊子に[...]
2025年10月13日
コラム「虎視」
10月4日に行われた自民党総裁選において、高市早苗氏が第29代総裁に選出された。15日に召集される臨時国会で第[...]