日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が中心となって設立した。
▼現在日資連には、約2万5千社が加入している。回収業者の認定制度やリサイクル証明書の発行、市区町村と連携した行政回収・集団回収事業や、リサイクルセンターの業務運営委託等を行う。以前から持ち去り撲滅運動や、近年は専ら物の独自解釈を是正し、専ら物でも処理料金を貰って回収することができるという統一見解を広めている。
▼今年の日資連の全国総会は奈良で開催した。6月15日、日航ホテル奈良を訪れると、周辺には警察官やSPが何人も立ち並ぶ厳戒態勢が敷かれていた。日本の集会では珍しく、入場時には金属探知機を通り、個別に持ち物検査も行われた。また演説中は立ち歩かないでと注意喚起が行われた。このような厳戒態勢の中、ゲストとして登壇したのが地元の高市早苗氏だった。「資源の少ない日本で、皆様の資源回収のお仕事は、環境破壊の抑制に繋がると共に、日本の国を支えている大きな存在です」という言葉が印象的だった。今回、女性初の首相になった時にこのエピソードを書こうと思っていたが、残念ながら実現しなかった。
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