▼次号で詳報するが、韓国最大といわれる古紙問屋、TAESEO-RECYCLINGの本社工場を見学させてもらった。同ヤードはソウル市内から車で1時間ぐらい行ったところ。8,000坪の古紙ヤード(回収基地)にベーラーを4台も保有し、月1万5,000トンの古紙を扱う。日本でも古紙ヤードの面積としては5,000坪が最大だからそれ以上の規模である。主力は産業系古紙(印刷工場などから発生する古紙)で、4,000トンの在庫を抱えているとのこと。韓国でこんな大規模な古紙問屋があるのにびっくり。
▼同社はこの工場を含めて3ヵ所あり、このうち1ヵ所はペットボトル、ビン、缶などの基地とのこと。面白かったのは4台あるベーラーのうち1台がビニール番線用のベーラーだった。ドイツ製とのことで、ビニール番線は鉄番線の半値。ベーラーの価格を聞くと1台8,000万円とか。日本製ベーラーの2.5倍くらいする。ベーラー本体がもっと安くなれば日本でも普及するかもしれない。
▼産業系古紙は持ち込みもあれば、引き取りもある。売店などで売れ残った残紙や残本(返本)も扱っていた。販売先は国内の家庭紙や製紙メーカーが主体だが、輸出もしている。輸出は扱い量の1割強で、日本にも若干輸出しているとのこと。
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